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サーマル転写オーバープリント(TTO)プリンターの適合性は、さまざまな包装素材にわたって信頼性が高く高品質なコード印字およびマーキングを実現するために極めて重要です。適合性には、プリンター本体、リボン(インクフィルム)、および印字対象の基材という3つの重要な要素があります。まず、プリンターモデルやプリントヘッド技術(特にエネルギー出力とドット密度)が、リボンのインク組成と完全にマッチングしている必要があります。特定のプリントヘッドに適合していないリボンを使用すると、印字品質の低下、プリントヘッドの早期故障、ダウンタイムの増加といった問題が発生します。次に、リボンに使用されるインクは、対象となる基材に確実に付着するように設計されていなければなりません。これには、ポリエチレンやポリプロピレンフィルム、箔、紙ラベル、硬質PVC容器、一部のポリエステル表面など、多種多様な素材が含まれます。例えば、非多孔質のPEフィルムには優れた密着性を持つワックス・レジン系またはフルレジン系のリボンが必要ですが、一方で多孔質の紙表面にはコストパフォーマンスに優れたワックス系リボンを効果的に使用できます。3つ目に考慮すべきは印字後の使用環境です。滅菌処理が必要な製品、冷凍される製品、あるいは化学薬品、摩耗、紫外線にさらされる可能性のある製品の場合、コードが製品ライフサイクル全体を通じて判読可能であることを保証するために、頑丈なフルレジン系の専用リボンが必要です。これらの要素のいずれかに不適合があると、密着性不良(にじみや拭き取り)、印字が薄い、リボン粉が過剰に発生する、リボンが頻繁に切れるなどの問題が発生し、生産を妨げ廃棄物を増加させることになります。したがって、最適なTTOプリンターとの適合性を確保することは推測で行うプロセスではなく、ハードウェア、消耗品、アプリケーション要件の相互作用についての専門知識を必要とする精密な科学です。お客様の生産ラインにおいて完璧な印字結果を実現し、完全な適合性を確保するためには、当社の技術専門家にご相談いただき、用途に応じたリボン選定をご提案することをお勧めします。